課題点
- 海外IPから大量のログイン攻撃を受けている
- 不正アクセス対策が十分にできていない
- どこまで制限すればよいか判断できない
WordPressは世界中で利用されているCMSであるため、日常的に自動化された不正アクセスの対象となっています。特に企業サイトでは、管理画面へのログイン試行や脆弱性を狙ったアクセスが海外IPアドレスから大量に行われているケースも珍しくありません。
最も多いのが、海外サーバーから自動実行されるブルートフォース攻撃です。攻撃ツールが「admin」などの一般的なユーザー名と大量のパスワードを組み合わせ、ログインを繰り返し試行します。攻撃そのものは失敗していても、サーバー負荷が増加したり、ログが大量に出力されたりする原因になります。
また、既知の脆弱性を自動で探索するスキャン攻撃も頻繁に行われています。WordPress本体だけでなく、古いプラグインやテーマの脆弱性を狙ってアクセスし、侵入可能なサイトを自動的に探しているケースがあります。
さらに、XML-RPCやREST APIなど、WordPressが標準で提供している機能を悪用した攻撃も存在します。これらは正しく利用すれば便利な機能ですが、設定によっては攻撃の踏み台や大量リクエストの入口として悪用される可能性があります。
一方で、「海外IPをすべて遮断すれば安全」というわけではありません。海外拠点からサイトを管理していたり、海外サービスと連携していたりする企業では、単純な遮断によって正常なアクセスまで止めてしまう場合があります。
このように、海外IP攻撃は単なるログイン攻撃だけではなく、自動スキャン・脆弱性探索・大量アクセスなど複数の手法が組み合わさって行われており、サイトの利用状況に応じた対策が求められます。